製造という仕事は、図面を自分たちで見て考え、現物に起こしていく仕事です。
もともと物を作るのが好きだったので、自分の手でパーツを作り、最終的にひとつの大きな形になることにこの仕事の面白さを感じています。
個人的に印象に残っている仕事は、自分が現場監督をした案件です。お客様、業者さん、社内の人間と調整を重ねながら数か月かけて作り上げました。大変でしたが、それ以上に達成感がありました。

仕事で関わる人とは必ず直接話をするようにしています。メールでは伝わりにくいこともありますし、なにより直接話すことによってお互いの認識を深めることができます。
特にかかわりが深い部署は、自分たちの仕事の前後の部分を担当している設計、電気、旋盤です。実際に装置を組み立てる立場から設計部門に図面の調整をお願いしたり、ユニットに電気配線を通す場所を電気担当者に立ち会ってもらって決めるなど。沢山の人が関わって一つの装置を完成させています。自分たちの考えだけで進めてしまうと他部門が手間をくってしまうこともあるので、コミュニケーションを何より大事にしています。

自分の仕事は旋盤工という特殊な仕事です。ひとつひとつ手作業での丁寧な仕事が要求されます。その中で一番難しいと感じるのは、ひとつの複雑なものを作るより、同じものをいくつも作ることでしょうか。難しいと同時にやりがいを感じる部分でもあります。

ひとりでじっくり取り組む作業が多いため没頭してしまいがちですが、なるべく周りが話しかけやすい和やかな環境づくりを意識しています。

自分は、電線をつなげるなど製造の中でも電気を担当しています。電気は目に見えないため、そこが難しさであり、怖さだと思っています。配線ミスなどが起きないように細心の注意を払って業務に取り組んでいます。

相手の意見を尊重しながら仕事をすすめる、ということを大事にしています。難しいことがあってもスパっと切ってしまわず、よく話を聞いて、できる限りの範囲で応えるよう心がけています。
あとは何より楽しく。一番大事な部分かなと（笑）